楽只苑

インフォメーション

ブログ

交趾(交趾焼)

交趾(交趾焼)とは、低火度焼成による色鮮やかな焼き物の事を言い、
国内での主な生産地は京都であり、京焼・清水焼を代表する技法の一つです。

交趾焼(こうちやき)は、中国南部で生産された陶磁器の一種。
名称はベトナムのコーチシナ(交趾支那)との貿易で交趾船によりもたらされたことに由来する。
正倉院三彩などの低火度釉による三彩法花と呼ばれる中国の元時代の焼き物、
黄南京と呼ばれる中国の焼き物や清の時代の龍や鳳凰が描かれた焼き物も広い意味では交趾焼である。総じて黄、紫、緑、青、白、などの細かい貫入の入る釉薬のかかった焼き物の事をさす
出典:Wikipedia

交趾は、江戸時代に主に茶道の分野、特に香合で広く作られました。
交趾支那貿易によりもたらされ、それを京都の陶工が作り始め、九谷をはじめ全国で作られました。
しかし茶道で使われることが多い為、やはりその中心地である京都での生産がメインになっていくのは、必然だったかもしれません。
他産地では、同じような見栄えでも手間の掛かる交趾よりも、色釉等で似たものを作るのが主流のようです。
そういう意味では、交趾は京焼を代表する技法の一つと言っても過言ではないかもしれません。

各百貨店にも楽只苑で取扱う商品を出品しています。